たちばな台病院・たちばな台クリニック

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地域とつながる医療のかたち ―“支える場”としての病院から、“共に創る場”へ―

地域とつながる医療のかたち ―“支える場”としての病院から、“共に創る場”へ―

はじめに:「地域と共に」って、具体的に何をすること?

Vol.1Vol.2Vol.3Vol.4でご紹介してきたように、たちばな台病院は横浜市青葉区の「あおばモデル」を支える病院として、次の3つの柱を掲げています。

  1. 総合診療の強化:地域の「かかりつけ」として、いざという時も安心を

  2. 人材育成とDX推進:未来の医療を支える「人」と「仕組み」づくり

  3. 地域づくり:病院から地域へ、そして地域と共に

でも、
「地域と共に医療をつくる」と言葉で言うのは簡単ですが、実際にはどんなことをすればいいのでしょうか?
その答えを探しに、私たちは地域のお祭りに参加してみることにしました。

 

40年続く「たちばなどんたく」―地域が待ち望んでいた再会

1982年から続く「たちばなどんたく」。今年で第40回という節目を迎える、地域に根付いた伝統あるお祭りです。
コロナ禍で2020年から中止が続いていましたが、昨年久しぶりに再開された時、5,000人を超える人々が集まりました。
その数字が物語るのは、地域の人々がこのお祭りをどれほど待ち望んでいたかということです。
たちばな台病院も以前は参加していましたが、コロナ禍以降は参加できずにいました。
そんな中、住民の方から「地域のランドマークである病院が参加してくれると嬉しい」という声をいただき、
C&CH(コミュニティ&コミュニティホスピタル)として地域活動を強化していきたいという私たちの思いと重なって、久しぶりの出店を決めました。

 

スタッフ15名が手を挙げた理由

「地域のお祭りに参加しませんか?」

そう声をかけたとき、病院とクリニックから延べ15名の多職種スタッフが手を挙げてくれました。参加したのは近隣に住む職員や、地域活動の意義に共感してくれた職員たちです。完全なボランティアではなく、一部は業務扱いとして給与が支払われる形にしたのは、スタッフ一人ひとりの参加の意思を大切にしたかったから。
「やらされ感」ではなく、「やってみたい」という気持ちを大切にしたいと考えました。

企画段階から地域住民の方々と何度も打ち合わせを重ね、医療の専門性を活かした救護班と熱中症予防のドリンク販売、そして子どもたちとも交流できる輪投げコーナーを準備しました。医療の枠を超えて、地域と一緒に祭りをつくり上げていく―そんな取り組みが少しずつ形になっていきました。

 

7,000人の笑顔が集まった一日

当日は天候にも恵まれ、約7,000人が来場。昨年を大きく超える盛況ぶりとなりました。そして何より印象的だったのは、普段病院で「支える-支えられる」関係にある患者さんたちとの新しい出会いでした。診察室では見ることのできない、お孫さんと手をつないで歩く姿、友人と笑い合う表情、地域の一員としての自然な姿がそこにありました。

—「今日はお孫さんと一緒で幸せそうですね」
そんな何気ない会話から始まる交流。普段の診察では聞けない、生活に根ざした温かな時間が生まれました。

—「医療って、もっと大きなものだったんだ」
お祭りから帰ってきたスタッフたちの表情が、いつもと違っていました。

—「医療は病気を治すことだけではなく、人が元気に暮らし続けるための一部にすぎない」
—「地域の暮らしを理解しなければ、本当に役立つ医療はできない」
そんな声も自然にあがりました。

病院の外に出て地域に関わることで、医療の役割が”治す”から”共に生きる”へと広がっていく。それを肌で感じることができた一日でした。スタッフにとっても、きっと患者さんにとっても、新しい関係性を発見する貴重な機会になったのではないでしょうか。

 

これから一緒に創っていく仲間へ

たちばなどんたくへの参加は、私たちにとって単なる地域イベント参加以上の意味がありました。
コミュニティホスピタルとして、地域とともに医療を創るとはどういうことかを、スタッフ一人ひとりが体験を通じて学ぶことができたからです。
これからも地域の方々と共に活動を続け、安心して暮らし続けられるまちづくりに貢献していきたい。そんな思いを新たにしています。

そして今、この挑戦を共に担ってくださる新たな仲間をお待ちしています。

総合診療医として、医療・看護・リハビリ・相談支援を担うスタッフとして、地域に根ざした医療を共に実現していきませんか?
完成されたモデルがあるわけではありません。これから一緒に、試行錯誤しながら創り上げていくプロセスそのものを、楽しみながら歩める方との出会いを心より願っています。

是非、地域の人々の笑顔の中で働く医療を、一緒に始めましょう。

▼採用情報はこちらをご覧ください
https://tachibanadai-hp.com/recruit-list/