横浜市青葉区たちばな台病院・たちばな台クリニック

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#3「ケアを通して見つけた、自分の身体と向き合う力」 今泉明日香さんが語る、“続けられるケア”の理由

#3「ケアを通して見つけた、自分の身体と向き合う力」 今泉明日香さんが語る、“続けられるケア”の理由

第3 回 | 女子学生インタビュー – ケアを通して見つけた、自分の身体と向き合う力

#たちばな台病院リハビリテーション科 #日本体育大学バドミントン部 #Road to C&CH

髙橋さんのコンディショニングは、一方的に『正しい方法』を押しつけるものではありません。
コミュニケーションを重ねることで、学生の感覚や目標を確かめながら、
無理なく続
けられる方法を一緒に探していく。
今回見えてきたのは、痛みの軽減だけでなく、自分の身体
に関心を向け、
整える力が育っていく過程でした。


身体の使い方を見直すことが、今泉選手のプレーそのものの広がりにつながっていった。

高校時代から続いた膝の痛み

日本体育大学バドミントン部の今泉明日香さんは、入学当初から右膝に膝蓋腱炎を抱えていました。
痛みは高校時代から続いており、競技を続ける中でずっと向き合わざるを得ない課題だったといいます。
1 年生の頃には、ホワイトテーピングで膝を固定しながら試合に出場していました。
そんな中で髙橋さんのコンディショニングを継続的に受け、まず実感したのは
「前は痛かったけれど、今は痛くない」というシンプルで大きな変化でした。
ただ、取材を通して感じたのは、変化はそれだけではないということです。
今泉さんは「下半身の使い方や膝の使い方を意識するようになってから変わりました。
フォームも前より変わってきた感じがあります」
と話します。

“フォームや身体の使い方が変わることで、痛みがなくなった”

痛みへの対応が、競技の質を見直すきっかけにもなっていた。


1 年生の頃はホワイトテーピングで膝を固定しながら試合に臨んでいた。

フォームの見直しが、プレーの幅を広げた

高校時代から続いていた膝の痛みに向き合うことが、結果としてフォームや身体の使い方を見直すきっかけになり、
プレーそのものの質も変えていった

今泉さんは「プレーが前よりスムーズになった感じがあります。打ち分けも前よりできるようになったし、
プレーの幅が少し広がったと思います」とも語ってくれました。
身体を整えることが、競技力の土台を整えることにもつながっていたのです。


身体の使い方を意識し直すことで、動きの滑らかさと選択肢が増えていった。

『ちょっとでできる』から、続けられる

さらに印象的だったのは、今泉さんの中でセルフケアへの意識が変わっていったことでした
以前はストレッチが得意ではなかったそうですが、今は日常の中で自然に取り入れられるようになっています。
「膝が痛くならないようにストレッチの方法も教えてもらっています。やってみて、感想を伝えて、
またアップデートしてもらう。そういうやりとりがあるので、自分もケアに意識が向くようになりました」

そして、今泉さんが続けられている理由は、とても明快でした
「ちょっとでできるストレッチだからや
りやすいんです。日常生活の中でも取り入れながらできます」
ここにも、髙橋さんのケアの特徴が表れています。
正しさを並べるのではなく、その学生の生活や感覚に合った方法に整えていく。
だからこそ、
無理なく続き、変化が積み重なっていくのだと思います。
今では、膝のテーピングなしで試合に臨めるようになりました。
もちろん、ここに至るまでに一足飛びの変化があったわけではありません。
身体の状態を確認し、感覚をすり合わせ、少しずつやり方を修正していく。
その地道なやりとりが、結果として『自分で整える力』を育ててきたのだと感じます。

“ちょっとでできるストレッチだからやりやすい。
日常生活の中でも取り入れられる”

無理なく続く方法に整えていくことが、セルフケアへの意識を変えていった。いまはテーピングに頼りすぎず、競技に向かえる状態づくりが進んでいる。

大きな目標を支える、小さな積み重ね

最後に今泉選手は、今後の目標として
「インカレ1 位を取りたい。社会人でも通用する選手になって、これからもバドミントンを続けていきたい」
と語ってくれました。いま起きている変化は、単に膝の痛みが軽くなったという話ではなく、
大きな目標に向かうための土台が整ってきたということでもあります。
自分の身体に耳を傾け、無理なく続けられるケアを身につける。
その積み重ねが、競技の未来を支えていくのだと感じました


今泉明日香(いまいずみ あすか)
2024 年 全日本学生バドミントン選手権大会 初出場で3 位入賞。
2025 年 同大会で前年に続き3 位入賞。
全日本総合バドミントン選手権大会にも出場経験を持つ。

Next

次回は、大束監督へのインタビューを通して、チーム全体にどのような変化が生まれているのかを紹介
します。